11月26日(土) 課題別研究(こうべ企画) 14:20~16:5
A ボランティアの今と未来~阪神・淡路大震災から1万日!
概要 「ボランティア元年」から1万日の歩みの意義を考え、地域を超え、世代を超えて、分かりあい、つながっていくボランティアの
未来を展望します。まず、震災を経験していない若い世代から、大学コンソーシアムひょうご神戸の東日本大震災被災地での実
践と、震災伝承への挑戦について紹介してもらいます。その後、神戸のボランティアの歩みについて、元神戸市教育委員会の中
溝茂雄さんと、被災地NGO恊動センターの村井雅清さんに話題提供いただきます。
世話人 伊藤 篤 (甲南女子大学)
長谷部 治 (神戸市社会福祉協議会)
大西 雅裕 (神戸女子大学)
正路 和雄 (兵庫県男女共同参画推進員)
壷井 宏泰 (兵庫県立舞子高等学校)
福本 良忠 (兵庫県社会福祉協議会)
藤崎 圭多朗(神戸市社会福祉協議会)
藤室 玲治 (被災地に学ぶ会)
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コーディネーター:藤室 玲治(被災地に学ぶ会)
全体コメント:長谷部 治(神戸市社会福祉協議会地域支援部)
登壇者
1.「全国の災害被災地をつなぐ学び~大学コンソーシアム・ひょうご神戸の取り組みと意義」
報告者 松下 賢一(甲南大学社会連携機構事務室)
コメント 大西 雅裕(神戸女子大学文学部)
2.「世代をつなぐ震災伝承の学び~1.17希望の架け橋の取り組みと意義」
報告者 藤原 祐弥(1.17希望の架け橋)
コメント 伊藤 篤(甲南女子大学人間科学部)
3.「被災の経験から生まれた神戸の新たな教育と文化~防災とボランティア」
報告者 中溝 茂雄(神戸親和女子大学教育学部)
4.『「誰一人取り残さない世界」を実現するためのつながりと学び~国内と世界につながる災害ボランティアの取組と意義、「初心者ボ
ランティア」から学んだこと!』
報告者 村井 雅清(被災地NGO恊働センター、CODE海外災害援助市民センター)
B 「つながりづくり・まちづくりと学び~ごちゃまぜ連携の可能性」
概要 「福祉」の分野だけでなく、本来自発的なものであるボランティアの世界でも制度化や仕組み化が進行している。その一方で、
身近な現場では、複雑かつ多様な課題が錯綜しており、関係づくりの知恵や力のバランスにより均衡を保っているという現実
がある。そうした「ごちゃまぜ連携」のあり方に光を当て直し、近年のSDGsの動向などと対比しながら、持続可能な新たな
つながりを見つけたい。
世話人 桒原 英⽂(⼀般社団法⼈コミュニティ・4・チルドレン )
吉澤 正德(地域協働プロジェクト)
和泉 裕⼦(NPO法⼈あんだんてKOBE)
井上 雅⼈(神⼾YWCA)
吉良 佳晃(⼀般社団法⼈AZE)
津⽥ 英⼆(神戸大学)
野崎 隆⼀(神⼾まちづくり研究所)
⻑⾕川 俊(元川崎重⼯労働組合)
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コーディネーター:津田英二(神戸大学)
登壇者
1. 「一人ではなく、みんなで一緒に。」
清田 仁之(NPO法人月と風と)
2. 「連携協働による兵庫県漁業協同組合連合会のESD活動」
突々 淳 (兵庫県漁業協同組合連合会)
3. 「多様な人が集まり、多様な価値が生まれる農福連携」
吉澤 正徳(地域協働プロジェクト)・山本英子
C 「グローカルな実践づくりの方法と課題~オンラインの光と影」
概要 ローカルな実践からグローバルな問題へ、また、グローバルな視点からローカルな活動へ、わたしたちはどのようにアプローチ
できるでしょうか?オンラインで、距離を越えて手軽にいつでも会話できるようになった一方で、実践の現場の「空気感」の重
要性が改めて認識されているように思います。言語、文化、世代、距離などを越えて、どのようにコミュニケーションを図り、
相互の理解を深め、コミュニティを形成していけるのかという点について議論します。
世話人 池田 拓也 (灘高校)
福井 良子 (AICL・実践国際協働学習)
高田 知紀 (兵庫県立大学)
辻 幸志 (NPO法人こうべユースネット)
西谷 寛 (海と空の約束プロジェクト)
山村 けい子(兵庫大学短期大学部)
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コーディネーター:高田 知紀(兵庫県立大学)
話題提供者
1. 飯山 ゆい (音遊びの会)
2. 西谷 寛 (海と空の約束プロジェクト)
3. 山村 けい子(兵庫大学短期大学部)
4. 高木 洋子 (NPO法人グローバルプロジェクト推進機構)
11月27日(日) 課題別研究 12:30~15:00
1「withコロナ社会の福祉教育・ボランティア学習の価値と実践の問い直し」
概要 当初の問い、すなわちコロナ禍の社会が顕在化させた福祉教育・ボランティア学習の本質や価値とは何なのかを改めて検討し、
3年間の研究を着地させる。これまで、感染症は実践に何をもたらし、どんなゆらぎを誘発し、どんな判断を迫ったのかを実践に
近い⽴場からの報告によって考察してきたが、それを踏まえ、最終年はさまざまな研究領域の⾔説から学び、問うべき論点を
抽出し、コロナ×ゆらぎ×価値の問い直しの作業を⾏いたい。
世話人 妻鹿 ふみ子(東海大学)
田村 真広 (日本社会事業大学)
野尻 紀恵 (日本福祉大学)
渋谷 篤男 (日本福祉大学)
川島ゆり子 (日本福祉大学)
渡邊 健一 (図書館と市民をつなぐ会・相模原)
渡邊 一真 (京都府社会福祉協議会)
堤 拓也 (神戸大学大学院)
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パート1:コロナ禍と福祉教育・ボランティア学習
本研究会のめざしてきたこと。これまでの研究内容(妻鹿)
ボランティア活動、福祉教育・ボランティア学習の世界でこの3年間起こっていたことの動向(渡邊 一真)
パート2:何が起きたのか、変わらなかったことは何か。参加者と共にふりかえる
コロナ禍の学生ボランティアが抱える課題(堤)
視覚障碍者の“目の代り”としての対面音訳(対面朗読)の価値の問い直し(渡邊 健)
意見が分かれるときの合意形成(渋谷)
パート3:「ゆらいだボランティア活動」の価値の問い直し
継続性を問う(川島)
戸惑い、生み出す(責任追及と利他的行動のはざまで)(田村)
不寛容な社会とゆらぎ(妻鹿)
一気に進んだデジタル&バーチャルの先(野尻)
2「『語り』をめぐる福祉教育・ボランティア学習の可能性」
概要 本課題別研究の 1 年⽬である 2021 年度は「語り」に関する先⾏研究を整理し、語り」の位置づけについて検討した(埼⽟⼤会
で報告)。今年度(2022 年度)は、⼤きく 2 つの⽅向から研究を進めている。1 つは、福祉教育・ボランティア学習における
「語り」の実態調査であり、もう 1 つは、個別テーマ(「メンタルヘルス」「災害」「ハンセン病」)である。こうべ⼤会で
も、参加者の⽅々と「語り」をめぐる福祉教育・ボランティア学習の可能性について検討したい。
世話人 三ツ⽯ ⾏宏(⾼知大学)
奥⼭ 留美⼦(⼭形県福祉教育・ボランティア研究協議会)
川⽥ ⻁男 (聖学院⼤学ボランティア活動⽀援センター)
⼩林 洋司 (⽇本福祉⼤学)
岡 多枝⼦ (⼈間環境⼤学)
菱沼 幹男 (⽇本社会事業⼤学)
松本すみ⼦ (東京国際⼤学)
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本研究会は大きく2部構成で行います。
1部は、各テーマ報告(本学会会員・福祉系高校教員への実態調査報告、「メンタルヘルス」「震災」をテーマとする研究報告)。
2部は、「ハンセン病問題における「語り」の諸相」に関する報告・討議。
(1)研究の趣旨と概要説明
(2)課題別研究(「語り」をめぐる福祉教育・ボランティア学習の可能性)における各テーマ報告
(3)ハンセン病問題における「語り」の諸相
(4)まとめ
3「SDGs運動と居場所づくり・プラットフォームづくりの関係を問う」
概要 SDGs 運動と居場所づくり・プラットフォームづくりとの関係を問うことで、期待される学びや実践の⽅法・原理を明らかにす
る。居場所づくり・プラットフォームづくりは、ESD(持続可能な開発のための教育)と福祉教育・ボランティア学習の共通語
である。その内実を改めて問うとともに、SDGs そのものも吟味しつつ、互いにどのように影響し合う可能性があるのかを考究
する。継続研究(3 年間)のキックオフにあたる今回は、実践事例をふまえつつ、今後の研究の⽅向性や枠組みを、参加者とと
もに検討する。
世話人 齋藤 優⼦(⽣活協同組合コープこうべ)
松岡 広路(神⼾⼤学)
岩⾒ 理華(兵庫県⽴兵庫⾼等学校)
⼤本 晋也(南あわじ市教育委員会)
尾﨑 優⼦(神⼾常盤⼤学)
川中 ⼤輔(⿓⾕大学)
髙尾 千秋(NPO 法⼈ひらかた市⺠活動⽀援センター)
武⽥ 義明(NPO 法⼈ソーシャルデザインセンター淡路)
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コーディネーター:松岡 広路(神戸大学)
登壇者
1. 「 居場所づくり実践とSDGs」
齋藤 優子(生活協同組合コープこうべ)
2. 「つながりで紡ぐ地域の未来~誰もが役割のある社会をめざして~」
木田 薫 (NPO法人ソーシャルデザインセンター淡路)
3. 「福祉のプラットフォームづくり実践とSDGs」
佐藤 陽 (十文字学園女子大学)